サーフボードにおすすめのフィン！サーフィン初心者向けに選び方やメンテナンス方法と共にサーファー目線で紹介します

はじめに

サーフボードに付けるフィンの選択は、経験者でもとても難しいです。

そんなフィンの選択ですが、基礎知識を理解してサイズや材質の大まかなカテゴリーを知っていれば、大きく選択を間違えることは少なくなるでしょう。

始めたばかりだと、フィンがもたらすライディングへの影響を実感することが難しいかもしれませんが、自分の体格やレベルに合ったフィンを選択することで、上達のスピードが上がることは間違いないので、今回の内容に参考にしてベストなフィンを見つけましょう。

さあ、フィンの世界に踏み出し、サーフィンの可能性を広げていきましょう！

サーフィン初心者が知るべきフィンの基礎知識

サーフィンを始めるときに皆さんが慎重に購入するのは、サーフボードとウェットスーツぐらいだと思いますが、フィンの選択もかなり重要です。

この章では、「フィンの役割」「フィンのサイズとフィンシステム」「フィンの材質と特性」について詳しく解説します。

フィンの役割

フィンの役割は、車でいう「タイヤ」です。

ライディング中の方向転換は、体重移動がサーフボードに伝わりボードのレール（ボードの両脇部分）が波の面に沈み込んでいくところからスタートします。

ここでしっかりと波をホールドし、体重移動をダイレクトにカーブの力へと変換するのがフィンの役割です。

また、加速に重要なアップス・ダウン（波を昇り降りし加速すること）を行うときもフィンがしっかり波をホールドしてくれることが前提ですので、加速にもフィンが重要だということが分かります。

フィンのサイズとフィンシステム

フィンのサイズやフィンシステムは、サーフボードの特性や乗り手の体重・スキルに応じて選ぶ必要があります。

ここでは、フィンサイズの基本と主要なフィンシステムについて解説します。

フィンのサイズ

フィンサイズは、主にS（Small）、M（Medium）、L（Large）、XL（Extra Large）の4つに分類されます。

初心者の方なら体重が軽い方はSサイズ、重い方はLサイズといった感じですね。

適正体重については、後半のフィンを選ぶポイントで解説していますので、参考にしてみて下さい。

フィンは大きくなればなるほど、波に対してのグリップ力が増しダイナミックなサーフィンができるようになりますが、一方で伝えなければいけない力も大きくなるので、体格やスキルに見合ったサイズを選ぶことが重要なのです。

フィンシステム

フィンシステムとは、簡単に言うとフィンの本数です。

ここでは、主要なフィンシステムである「シングルフィン」「トライフィン」「クワッドフィン」について解説します。

シングルフィンは1枚のフィンを使用するシステムで、滑らかなターンやロングライドが特徴です。

このシステムは、ロングボードやセミロングボードに採用されることがほとんどです。

トライフィンは3枚のフィンを使用するシステムで、安定性や操作性に優れているのが特徴な最もポピュラーなフィンシステムです。

ファンボードやショートボードに採用されることが多いです。

クワッドフィンは4枚のフィンを使用するシステムで、加速力や波の捉えやすさが特徴です。

ショートボードに採用されることが多いです。

フィンの材質と特性

フィンによって材質が異なり、その材質によって特性が変わってきます。

自分が目指しているサーフスタイルを確立するためには、フィンの材質と特性を理解することはとても重要です。

ではさっそくフィンの材質と特性について解説します。

フィンの材質は主に「プラスチック」「ファイバーグラス」「カーボン」の3種類に分けられます。

材質ごとの特性は以下のとおりです。

• プラスチック製　　　➔　安価で耐久性があるが、柔軟性や反発力に劣る
• ファイバーグラス製　➔　軽量で反発力があり、扱いやすい性能が魅力
• カーボン製　　　　　➔　剛性が高く、スピードと高いレスポンス

初心者の方には、プラスチック製をおすすめします。

まずはサーフィンに慣れることが大切ですので、安価で耐久性が高い物を選び、慣れてきたら他の材質のフィンを試してみて下さい。

サーフィン初心者がフィンを選ぶポイント

ここでは、フィンを選ぶポイントを、「サイズと適正体重」「サーフスタイル」「海のコンディション」の観点から解説していきます。

サイズと適正体重

初心者の方がフィンを選ぶ際は、適正体重を知ることがとても重要です。

自分の体格に合ったフィンを選ぶことができるよう、適正体重を確認しておきましょう。

各サイズに対しての適正体重は、

• S（Small）➔55～70ｋｇ
• M（Medium）➔65～80ｋｇ
• L（Large）➔75～90
• XL（Extra Large）➔85ｋｇ～

となっております。

こちらの適正体重はあくまで参考ですが、初心者の方が最初に購入する際の指標とするのには適していると思います。

なぜなら、経験者やプロがフィンを選ぶ際は、体重だけでなく波の大きさやサーフボードのレスポンスなどを考慮しているからです。

普段はＭ、波が大きい時はＬなど使い分け方は人それぞれです。

まずは自分の適正体重を参考に選んで、慣れてきたら海のコンディションを考慮して、いくつかのサイズを持っていても良いかもしれませんね！

サーフスタイル

自分が目指すサーフスタイルによって、フィンを選ぶことも重要です。

ショートボードでガツガツやりたいパフォーマンス志向の方は、操作性やスピードを重視したカーボン素材で、トライフィンやクワッドフィン等のシステムを選ぶことが適しています。

逆にゆったり長く乗りたいクルージング志向の方には、安定性や滑りやすさを重視したプラスチックやファイバーグラス性のシングルフィンが適しています。

自分に適したフィンを選んで、超クールなサーフスタイルを確立しましょう！

海のコンディション

海のコンディションにより、波のサイズや形状も異なり、適したフィンも変わります。

小波では、レスポンスが良く扱いやすいS～Mサイズのフィンを使用し、サイズがある波では、波のパワーに負けないホールド力を有するLサイズ等を使用します。

このように、体格やスキルだけでなく、海のコンディションも考えてフィンを選ぶことで、その時その場所で1番のパフォーマンスを発揮できる環境を作ることができるのです。

以上のポイントを参考に、サーフィン初心者の方が最適なフィンを選ぶ方法を理解していただければと思います。

自分に合ったフィンを見つけることで、サーフィンの楽しさやパフォーマンスが向上し、より充実したサーフィンライフを送ることができます。

初心者におすすめのフィン5選

ここからは、お待ちかねのおすすめ紹介です！！

「初心者の方におすすめ」という観点から、ぜひチェックしていただきたい商品を紹介しますので、お見逃しのないようにしてくださいね。

ちなみに、紹介で出てくる「FCSタイプ」「FCSⅡタイプ」というのは、

• FCSタイプ　➔ネジを絞めてフィンを固定する初期型タイプ
• FCSⅡタイプ➔フィンをはめ込むとロックされる新しいタイプ

のことです。

現在も両方のタイプがありますので、どちらも紹介させていただきます。

ご自身のサーフボードに取り付けられるタイプであることを確認してから購入するようにしてくださいね(笑)

NO.1：FROW　FCSタイプ　トライフィン

NO.2：FROW　FCSフィン　トライフィン

NO.3：FROW　FCSタイプ　クワッドフィン

NO.4：FCS PERFORMER　FCSⅡタイプ　トライフィン

NO.5：FCS　FCSタイプ　トライフィン

まとめ

この記事の内容が、これからサーフィンを始めようとしている方や初心者でフィンの選び方がよく分からない方にとって、有益な情報となりましたら幸いです。

今回紹介したアイテムは、初心者の方に間違いなくおすすめできるフィンたちです。

是非この記事の内容を踏まえていただき、自分に合ったフィンをチョイスしてくださいね！

私がサーフィンを始めた頃、浅瀬で練習していた時に、かなり浅いところでクラッシュしフィンが取れて流されたことがあります(笑)

始めたての頃は、何かと道具が壊れたりなくなったりすることがありますので、できるだけ予算をおさえて購入することをおすすめします。

みなさんも正しいアイテムを選んで、全力でサーフィンを楽しみましょう！

これからも素晴らしいサーフィンの情報を発信し続けたいと思います。

みなさんのサーフィンライフがより良いものとなるよう、心から願っております。

最後までこの記事を読んでくださり、誠にありがとうございました。